国税局と税務署との違いについて
国税局と税務署との違いについて
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【国税局】
国税局は、国税庁の指導監督を受け、管轄区域内の税務署の賦課徴収事務(注)について指導監督を行うとともに、大規模納税者等について、自らも税務調査などの現場業務を行う行政機関です。
マルサという隠語で呼ばれた「査察部」は国税局の部署で大口脱税者を取り締まります。
また、資本金が1億円以上の大会社や外国企業の税務調査を行う「調査部」という部署もあります。
「資料調査課」という部署では、税務署では扱えない悪質・非協力的な会社を調査をします。
(注) 賦課徴収事務：税金をかけたり集めたりする仕事
【税務署】
税務署は、国税庁や国税局の指導監督の下に、国税の賦課徴収を行う第一線の執行機関であり、納税者と最も密接なつながりを持つ行政機関です。
一般納税者が税金の関係で訪れるのは税務署になります。
税務相談・各種届出書、申告書の受理を行う内部事務の部署と税務調査を実施する部署とがあります。
一般的な税務調査（法人税、所得税、相続税・贈与税）は税務署の職員が担当し、実地調査はだいたい2～3日で行われます。
参考 ⇒ 税務署の組織
【国税局と税務署の違い】
以上を踏まえた上で国税局と税務署との違いとなりますが、国税局では、大企業や悪質な納税者・大口滞納者などを扱うの対して、税務署ではそれ以外の会社や個人を対象にしていることになります。
結果的に国税局の職員は専門的かつ高度な知識が要求されるため、税務署で経験を積んだ職員の中から選抜された職員が集められています。
税務署は、一般納税者と直接接する窓口の機能を担っています。税務調査など以外では一般納税者と接することのない国税局とは違い、きめ細かい対応が求められている組織であるといえるでしょう。
≪国税組織のピラミッド構造≫
【関連記事】 ⇒ 税務調査を担う国税組織（国税庁・国税局・税務署）
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【関連記事】⇒ 税務調査の種類
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