即時償却できる「再生EVバッテリー事業」への投資

公開日:2023年9月1日 最終更新日:2024年3月10日

「再生EVバッテリー事業」は、電気自動車の使用済み電池をリフレッシュし、有事の備えとして非常用電源を確保したい工場や病院などに販売やレンタルする事業です。

投資時期 2023年8月
投資金額 2000万円
全額回収時期 5年
回収合計 85%
特徴 即時償却
評価 星33

この商品は、当社と親交が深いパートナー企業が投資したものとなります。

パートナー企業とは、当社がこれまで投資してきた累計10億1464万円の商品を紹介してもらった関係にあります。

当社は、これまで「20年先までの経営基盤を盤石にする」を目的に節税商品に投資してきました。

一連の投資によって、20年先まで いつ売上がゼロになっても補填できるようになり、本ページを公開した2023年10月時点では、投資の目的は違うフェーズに移っている状況です。

その状況の中で、紹介された「再生EVバッテリー」に興味を抱きましたが、パートナー企業がすでに投資開始していましたので、当社では投資はせずにパートナー企業の事例として紹介いたします。

この事業のスキーム

この事業には、「即時償却」と「定率法による償却」のスキームがあります。

即時償却

  1. 投資家が、再生EVバッテリーの任意組合に出資する
  2. 出資したお金は即時償却できる
  3. 任意組合がレンタル業者に貸し出す
  4. 投資家は、投資金額の6.6%の賃料を毎年受け取る…①
    ※5年間で33%回収
  5. 最終年度に投資金額の52%でバッテリーを売却する…④
  6. ③+④で投資金額の85%を回収する
    ※売却の際、アップサイドを取れる可能性あり

定率法による償却

  1. 投資家が、再生EVバッテリーの匿名組合に出資する
  2. 1年目に75%、2年目に25%を減価償却
  3. 匿名組合がレンタル業者に貸し出す
  4. 投資家は、投資金額の6.6%の賃料を毎年受け取る…③
    ※5年間で33%回収
  5. 最終年度に投資金額の72%でバッテリーを売却する…②
  6. ①+②で投資金額の105%を回収する

パートナー企業は、即時償却のスキームに投資しました。

再生EVバッテリー事業の強み

事業者による、この事業の強みの説明は以下のとおりです。

  • 政府は2030年までに乗用車の新車販売をすべて電動化する方針
  • 電気自動車は、EVバッテリーの蓄電可能容量が70%を切ると回収される
  • 回収されるEVバッテリーが増え、再生・リサイクルが課題となる(SDGs)
  • 本事業は環境負荷ゼロでEVバッテリーを再生できる技術がある
  • 一方、工場や病院など、自然災害対策として非常用電源を確保したいという一定の需要がある
  • よって、成長性の高い事業として期待ができる

パートナー企業が投資した理由

即時償却性があることと、以下のような安心感が投資した理由と聞いています。

  • 運営事業者が東証スタンダード上場企業であること
  • 金融庁出身の会計事務所が管理していること
  • 需要がありビジネスモデルが理解しやすく、社会性の高い事業であること

税理士が解説する、この事業の節税効果

渡邊 崇甫 国税局OB税理士
渡邊 崇甫

税理士の渡邊です。

再生EVバッテリー事業について、その節税効果をご説明いたします。

投資金額
2000万円
損金計上
初期投資の1回のみ
損金計上額
2000万円(投資金額すべて)
節税額(法人税34%)
680万円

回収シミュレーションと回収実績

渡邊先生、ありがとうございました。

回収シミュレーションと実績について解説します。

回収期間
5年間
回収額
  • 賃料収入:660万円
  • 売却金:1040万円
  • 合計:1700万円(投資額の85%)
回収シミュレーション
5年間で以下のとおり資金を回収する予定です。
  • 毎年132万円の固定収益
  • 最終、1040万円で売却予定
収益
初年度 1,320,000円
2年目 1,320,000円
3年目 1,320,000円
4年目 1,320,000円
5年目 1,320,000円
売却金 10,400,000円
合計 17,000,000円

回収中の収益

賃料は、契約者の決算及び中間決算月に入金されます。

パートナー企業の決算月は8月なので、2月と8月に66万円ずつ計132万円が入金されます。

年月 賃料収益
2024年2月 660,000円

即時償却できる「再生EVバッテリー事業」への評価

星33

当社では、2024年3月10日の時点で、この投資に対して「3点(5点満点)」と評価しています。

なお、点数は評価する時期によって変わることがあります。

それは節税商品に対する知識、会社の状況(創業期、成長期など)、商品によっては為替の変動などが影響することがあるからです。

よって、商品の特性だけで判断するのではなく、会社の状況などを踏まえて投資すべきではないかと考えています。

当社が「3点」という評価をした詳しい背景や、状況に応じた判断に対する考え方をお聞きになりたい場合は、お気軽にご連絡ください。

当社が投資したほぼ全ての商品の情報提供者であるパートナー企業から詳しい説明を受けられるよう手配いたします。

この評価の背景を聞きたい

サクセスフューチャーは61以上の商品への投資実績あり

2008年以来、100万円からできるLED照明事業をはじめ、保険や民泊、航空機など、さまざまな節税商品に累計10億1464万円を投資してきました。

当サイトでは、継続的に成果を出している商品のみを紹介しています。

投資実績を時系列で紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

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私達は節税商品の販売者ではありません。

経験に基づいた、節税に役に立つ情報提供と、課題解決の提案をいたします。

当社が節税の必要性に迫られたとき、節税情報をいくら探しても「売り手」の情報しか見つかりませんでした。

そのため、投資には相当の決断が必要でした。

幸い、ほとんどの投資はうまくいきましたが、失敗した例もあります。

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