仮想通貨(マイニングマシン)への投資

公開日:2018年11月1日 最終更新日:2021年7月1日

当社は2018年から2024年にかけて、仮想通貨のマイニングを行う「マイニングマシン」に8回投資しました。

投資金額の合計は7440万円です。

いずれも仮想通貨の将来性に期待をし、収益を目的として投資をしました。

なお、2、3回目については「利益の繰り延べ」という性質も持ち合わせています。

概要、投資の目的、進捗状況をリアルタイムでご紹介いたします。

マイニングマシンへの投資は、以下のような特徴を持っています。

主な目的 収益目的
※2、3回目は「利益の繰り延べ」も含む
投資金額 520万円~1000万円
損金にできる金額 全額
償却までの期間 即時~4年
回収見込み 1年~5年

マイニングマシンへの投資目的

当社は創業当初から、「次の利益を出すための投資」を目的に節税してきました。

当社の節税は「次の利益を出すための投資」を目的としています。

具体的には、「従業員が、もっと高いパフォーマンスを発揮したくなる動機づくり」への投資です。

そのために、この16年間で累計10億1464万円、約61の商品に投資をしてきました。

その結果、20年先までの経営基盤を盤石にすることができました。

本サイトは、節税商品探しに苦しんでいる経営者さんのために、当社が経験を語ることを目的としています。

2004年の創業間もないころは、「まさに今を生きるため」ですし、次は「より高い報酬」、そして「退職金や年金」といった安心づくりなど徐々に投資目的のグレードが上がっていきます。

2018年は、一定の目的をクリアし余裕も出てきました。

仮想通貨は、過去にジェットコースターのような相場変動や、ハッキング事件などがあったものの、利便性や国境の障壁がないという特徴を踏まえると、長期的に見れば仮想通貨の将来性は明るいと考え、値を下げた今がチャンスと判断しました。

また、このページをご覧いただいているように、「これから節税したい企業様に役立つコンテンツ」という役割も果たしています。

今回のマイニングマシンは、当社の経験が、そのような企業様の参考になるという観点も含めて投資しました。

まずは、1回目の事例をご覧ください。

1回目のマイニングマシンへの投資

投資時期 2018年10月
投資金額 550万円
(マシン6台で1セット)
ランニングコスト 管理費:月額12万円
(1台2万円×6台)
回収見込み 5年
実質利回り 年20%
特徴
  • 収益目的
  • 全額損金
  • 4年で償却
評価 星44

マイニングマシンで収益を得るスキーム

  1. 事業者よりマイニングマシンを購入する
  2. マイニングを委託する
  3. 掘れた分だけコインを受け取る
  4. 「掘れた量」と「仮想通貨/日本円の相場」に応じた収益を得る
  5. 収益から月額管理費を差し引いた金額が利益となる

仮想通貨は、2017年から2018年にかけてジェットコースターのような相場変動や、ハッキング事件などがありました。

一方で、利便性や国境の障壁がないという特徴を踏まえると、長期的観点で仮想通貨の将来性は明るいと判断し、投資をしました。

コインは、約300種類の中から選べる中で、「イーサリアム」を指定しました。

「仮想通貨全体が伸びていく」という観点で見ると、どのコインが良いというこだわりはなく、すでに仮想通貨で結果を出している知り合いの投資家の勧めでイーサリアムを選択しました。

税理士が解説する、マイニング事業の節税効果

渡邊 崇甫 国税局OB税理士
渡邊 崇甫

税理士の渡邊です。

マイニング事業について、当サイトを運営するサクセスフューチャーが投資した事例とその節税効果をご説明いたします。

投資をしたのは2018年10月になります。

投資金額
550万円
損金計上額
550万円(投資金額すべて)
全額損金にかかる年数
4年
減価償却について

本マシンは、高性能パソコンとして一般的なパソコンの経理処理と同じ4年で減価償却します。

投資開始が決算月につき、当期に損金算入できた額は1ヶ月分となり、翌年以降を含めて下記のとおりになりました。

年数 損金算入額
2018年(1ヶ月分) 114,583円
2019年(12ヶ月分) 1,375,000円
2020年(12ヶ月分) 1,375,000円
2021年(12ヶ月分) 1,375,000円
2022年(11ヶ月分) 1,260,416円
合計 ≒5,500,000円

決算直前で購入した場合、投資金額を12ヶ月で割った1ヶ月分しか損金に算入できないので、購入時期にご注意ください。

節税額
187万円の法人税削減

※550万円×法人税34%

固定資産税が発生する可能性に注意

なお、サクセスフューチャーでは、契約時に「投資資金は当期全額一括償却できる」という提案を受けました。

一括償却をするには、「中小企業経営強化税制」を利用し、契約前に経済産業局への手続きが必要です。

このケースでは説明の行き違いがあり、手続きが間に合わず、一括償却処理できない結果となりました。

それにより、マシンを減価償却していくこととなり、それによって固定資産税も発生しました。

投資したのは2018年10月でしたので、2019年1月時点で所有する固定資産となり、2020年5月36,400円の固定資産税がかかりました。

4回目の投資では、この反省を踏まえ、一括償却が実現しました。

※2回目と3回目は、「10万円未満の少額減価償却資産」で一括償却しました。

収益シミュレーション

渡邊先生、ありがとうございました。

受け取れる収益について解説します。

この事業は、5年で投資金額を回収していく事業モデルです。

5年間でかかる合計金額と、そのために期待する収益は以下のとおりです。

投資額
初期費用 550万円
※マシン6台で1セット
毎月の管理費 12万円
※1台2万円×6台
5年間でかかる費用合計 550万円+12万円/月×5年=1270万円
収益予測
期待する収益 月額21万円
21万円の内訳
  • 月間9.1万円(550万円÷5年で回収÷12ヶ月)…(1)
  • 管理費の月額12万円…(2)
  • (1)+(2)=21万円
実際の回収状況

マシンを稼働しはじめた2018年12月、当時の相場換算で25,482円相当のコインしか得られませんでした。

毎月のランニングコストとして12万円かかるので、赤字です。

業者と協議し、管理費は免除のもとマシンを交換するなど約半年間続けたものの、月当たり25,000円相当のコインしか得られませんでした。

2019年6月、さらに協議した結果、掘れた量に関係なく、1.8ETHを固定収益とする契約を結びました。

※ETH=イーサリアムの単位
※管理費の支払いは免除
※期間は1年(2020年6月)

2020年6月になり、再度1.8ETHを固定収益とする契約を結びました。
※期間は2年(2022年6月)

2020年6月25日追記

2020年6月当時のレートは1ETH:25,000円で、この時だけを見ると失敗になりますが、2021年7月現在、1ETH:25万円まで上昇しているので投資額500万以上の結果が出ています。

2018年12月~2019年6月の合計 4.7ETH
2019年6月~2020年6月の合計 21.6ETH
2020年6月~2021年6月の合計 21.6ETH
合計 47.9ETH

合計47.9ETH×25万円=1,197万5,000円

コストはマシン代550万円+管理費合計20万円=570万円なので、事業者が提示した通りの採掘ができなくても、レートの上昇によって収益が出た実例になります。

当社は投資した当初から将来的に必ず上がると期待していました。

ただ、採掘はできるに越したことはないので、新たに同じタイプの投資をする場合は、事業者の実績などを慎重に精査するようにします。

2021年7月1日追記

仮想通貨(マイニングマシン)への評価

星44

当社では、2021年7月1日の時点で、この投資に対して「4点(5点満点)」と評価しています。

なお、点数は評価する時期によって変わることがあります。

それは節税商品に対する知識、会社の状況(創業期、成長期など)、商品によっては為替の変動などが影響することがあるからです。

よって、商品の特性だけで判断するのではなく、会社の状況などを踏まえて投資すべきではないかと考えています。

当社が「4点」という評価をした詳しい背景や、状況に応じた判断に対する考え方をお聞きになりたい場合は、お気軽にご連絡ください。

当社が投資したほぼ全ての商品の情報提供者であるパートナー企業から詳しい説明を受けられるよう手配いたします。

この評価の背景を聞きたい

2回目の事例:1000万円の投資

投資時期 2019年12月
投資金額 1000万円
償却期間 全額を即時償却
損金計上額 1000万円
回収見込み 1年(111%)

1回目の「採掘量に応じた収益」ではなく、固定収益の事業に投資した事例となります

1年間後、仮想通貨のレート上昇により124%の実績が得られました。

詳しくは下記よりご覧ください。

3回目の事例:1000万円の投資

投資時期 2020年12月
投資金額 1000万円
償却期間 全額を即時償却
損金計上額 1000万円
回収見込み 1年(105%)

こちらは、2回目の投資と同じ事業者が提供する別商品となります。

「2回目の投資」は、1年毎に「マシンを売却」か「再度1年貸し出す」を選択するスキームでした。

「再度1年貸し出す」を選択したかったのですが、「新しいマシンの導入と新プランの新設」が決定したことを知らされました。

「現行プランは廃止で元本をそのまま新プランに引き継ぐ」と案内されたので、2020年12月に「3回目の投資」としてスタートしました。

詳しくは下記よりご覧ください。

4回目の事例:520万円の投資

投資時期 2021年4月
投資金額 520万円
※マシン代:100万円×5台
※即時償却に必要な申請費:20万円
償却期間 マシン代500万円を即時償却
損金計上額 500万円
回収見込み 3年4ヶ月
実質利回り 年30.9%

こちらは1回目と同様に「採掘量からランニングコストを差引いた分が収益となる事業」です。

1回目の「採掘量が期待していた量に届かなかった」という経験を踏まえ、慎重に事業者選びをして投資した事例となります。

5回目の事例:1400万円の投資

投資時期 2022年7月
投資金額 1400万円
※マシン代:700万円×2台
償却期間 4年
損金計上額 1400万円

こちらも1回目、4回目と同様に「採掘量からランニングコストを差引いた分が収益となる事業」です。

2019年9月に投資した「ドローンレンタル」を手掛ける事業者が開発したマシンへの投資となります。

ドローンレンタルは期待通りに回収できたことから、一定の信頼をおける事業者と捉え、投資を決めました。

6回目の事例:1290万円の投資

投資時期 2023年5月
投資金額 1290万円
※マシン代:86,000円×150台
償却期間 全額を即時償却
損金計上額 1290万円

前回(5回目)の投資が採掘による収益が管理費を下回る状況になったため、その反省をもとに投資した事例になります。

7回目の事例:600万円の投資

投資時期 2023年8月
投資金額 600万円
※マシン代:300万円×2台
償却期間 4年
損金計上額 600万円

6回目とほぼ同じスキームですが、マイニングを委託業者への管理費が抑えられた商品なので投資しました。

8回目の事例:1080万円の投資

投資時期 2024年8月
投資金額 1080万円
※マシン代:90,000円×120台
償却期間 全額を即時償却
損金計上額 1080万円

6回目とほぼ同じスキームですが、マイニングを委託業者への管理費が抑えられ、かつ即時償却できる商品なので投資しました。

サクセスフューチャーは61以上の商品への投資実績あり

2008年以来、100万円からできるLED照明事業をはじめ、保険や民泊、航空機など、さまざまな節税商品に累計10億1464万円を投資してきました。

当サイトでは、継続的に成果を出している商品のみを紹介しています。

投資実績を時系列で紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

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