確定申告も終わり、いよいよ「4-6(ヨンロク)」へ

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渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
公開日:2017年3月19日

国税組織における1年の周期は、7月の一斉に行われる人事異動により始まり、翌年の6月末までとなります。

この期間(7月-翌6月)を「事務年度」と呼んでおり、この1年間を一つの単位として様々な係数を拾い、国税庁が国税組織全体の運営結果としてのレポートを公表します。

例えば、調査の実施件数、増差所得(調査による増加所得)、不正所得、不正発見割合、追徴税額・・・などなどです。

つまり、国税組織の職員にとっては、7月に人事異動により新しい部署に配属され(留任もありますが)、その配属先で1年働き、その期間の成績が個々に評価され、その評価に基づき翌年7月にまた人事異動があり、新しい部署に配属されることを延々と繰り返すわけです。

税務調査の観点からすれば、7-翌6月の期間につき、およそ次のような特徴があると言えます。

  • 7月-8月           試運転期間
    人事異動直後であり、かつ盆休みもあり調査はジャブ程度
  • 9月-12月       本格的調査期間
    上半期の成績が人事評価に直接関係するため、目の色を変えて調査にまい進する時期。調査の書き入れ時。
  • 1-3月              確定申告期
    確定申告の準備、実施、事後処理期間で税務調査はほとんどない。
  • 4-6月              ラストスパート期間
    前年の(同部署の)調査件数をクリアするため、多くの調査に着手。この期間を「4-6(ヨンロク)」と呼んでいる。

税務調査は、実施される時期によってそれぞれ特徴があるのがわかりますね。

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