新人職員の「基礎研修」スタート
4月は新年度の始まりです。
国税組織にも4月になると学校を卒業した新しい職員が入ってきます。
ただ、国税組織の新年度は7月から始まります。
7月から翌年6月までを「事務年度」と呼んでおり、国税組織はこの「事務年度」をサイクルとして1年間の活動を行います。
したがって人事異動も7月にあり、この7月に新しい年度が始まるわけです。
では、4月に採用された新人職員は7月までの3ヶ月間どうしているかというと、国税専門官の場合、税務大学校(埼玉県和光市)において基礎研修といういわゆる新任者研修が行われることとなります。
全国12の国税局(注)にそれぞれ採用された同期生約800人が一斉に税務大学校に集められて3ヶ月間みっちり研修カリキュラムを履修することになります。
(注)札幌国税局・仙台国税局・東京国税局・関東信越国税局・金沢国税局・名古屋国税局・大阪国税局・広島国税局・高松国税局・福岡国税局・熊本国税局・沖縄国税事務所
内容的には、税法(通則法、法人税、所得税、相続税、消費税等)、簿記、会社法、民法、公務員法、その他実務研修などです。
採用後、長きにわたる職員生活の中で、全国の同期生が一堂に会するのは、この「基礎研修」とその後3年の現場実務を経て再招集される「専門科研修」(6ヶ月のカリキュラム)の2回だけということになります。
採用後、いきなり始まるこの3ヶ月間の全寮制(一部の通学生を除く)の基礎研修・・・この研修で税務職員としての素養がみっちり詰め込まれます。
そして研修の終了するころ、各研修生の配属(税務署・部門)が発表されます。
この配属部署がその職員が退職するまで40年近く背負う背番号(法人、所得、資産、徴収)となるわけです。最初に配属された担当は基本的に退職まで変わりません。
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