鍛えられた「国税局・調査部・特別国税調査官」の時代

今年も税務職員(税務署や国税局の職員)の人事異動の時期となりました。

例年、7月10日が税務職員の人事異動の日です。いわゆる配置換えです。

税務職員の大半は税務調査に従事する調査官です。

調査官が一つの税務署に長く勤務すると、特定の納税者との関係が緊密になり、課税上の便宜を図ったり、情報漏洩をしたりする危険性が高まり、ひいては「課税の公平」の実現に悪影響が生じる恐れがあるため、一定期間(約3年程度)ごとに勤務地や所掌を変える配置換えがなされます。したがって、毎年7月になると税務署の約3分の1の職員は入れ替わります。

希望どおりに異動する者、希望しない部署に異動する者、一喜一憂するこの時期です。

国税局の異動も同じです。同じ税務職員が税務署に勤務したり、国税局に勤務したりして、相互に出入りするので当然異動の時期も同じです。

私の場合、現職の時代、超大規模法人を専門に調査する「国税局・調査部・特別国税調査官」の勤務が長かったのですが、この部署は一つの調査チーム(上の官職から順番に「特官」・「総括主査」・「主査」・「調査官」の4人~5人)で1年間行動を共にします。月曜日の朝に大阪国税局を出発して、東京や名古屋などに出張し、金曜日の午後に大阪に戻ってくる週が多く、自宅に戻るのは週末だけ・・・出張中は、朝食や昼食は当然のこと、夜は夜でホテル暮らしのためチームで飲みに行って一緒に食事をとる・・結局、三食をチームで共にする。まさに、よくも悪くもONE-TEAMですね(笑)。そして何より、調査先企業の税務上の問題を共有し、様々な事項を協議し、チームで調査を展開し、さらに議論する・・・逃げ場のない共同ワークの世界です。こんな出張生活が1年の半分以上を占めます。遠方出張がない大阪勤務の週でも、夜な夜なチームで飲み会が開催され、そこに納税者の前や国税局内で話せないシークレットな会話(チーム内での作戦会議)を持ち越す。家族と過ごすより、断然チームのメンバーと過ごす時間が長くなります。他のチームでは、チーム内の不協和音により、職務が遂行できなくなるような、まさにチーム機能不全に陥るような事故が生じることもあったようです。所詮、人の集合体ですから当然ありうべき事態ですね。私の属するチームでも多少の人間関係のぎくしゃくはありましたが、そんなことより頭の中は常に調査のことばかりでした。どのように担当する仕掛り中の問題案件をまとめるか、事実関係の追求や税法の解釈、内外の関係者をどのように納得させるか・・税務調査の遂行上のことでチームの仲間と論争になることは日常茶飯事でした。

そして、7月に顔合わせしたメンバーで1年間仕事を一緒に行い、次の異動の時期(翌年7月)が迫ると、チームの解散をしんみりと感慨深く感じたものです。とはいえ、異動後、散り散りなった元のメンバーで同窓会よろしく、定期的な飲み会がたいてい開催されます。このような過去に属したチームがキャリアを重ねるほどに増えていき、飲み会の開催がひっきりなしに行われる・・・(笑)

税務職員の飲み会が多いのは、このようなことも一因になっているはずです。

うわさによると、今ではパワハラ問題に抵触する可能性があるため、職務命令的な飲み会は行われていないようです。いい時代になりましたね(笑)‥しかし、少し寂しい気もします。

 

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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