新年度の始まり
桜がいよいよ満開の季節です。
この時期、ご多分に漏れず国税組織(国税局・税務署)の新人職員も入庁(会社でいう入社)します。
国税局・税務署の事務年度は7月1日から翌年の6月30日までの1年間ですが、採用試験を合格した新人職員は他の企業と同じく毎年4月1日に入庁します。
今年も初々しい新人職員が各国税局で入庁式を行いました。
事務年度の途中で入庁式が行われるわけですが、新入職員(国税専門官)の場合、入庁した4月から事務年度末の6月までのちょうど3ヶ月間、埼玉県和光市にある税務大学校で基礎研修という新人研修を受けます。全国の各国税局(11局+1国税事務所)で採用された同期生が一同に集まり寝食を共にした研修が行われます。この基礎研修では社会人としての良識や公務員としての自覚を身に付けさせるとともに、税務職員として必要な知識、技能等の基礎的事項を習得させることを目的としたカリキュラムが組まれています。6月の末にはカリキュラムが終了し、税務大学校を卒業することとなります。そしてその後、新人職員は採用された地元国税局に戻り、その傘下の税務署に配属され、いよいよ現場実務を担当することになります。
ちなみに、現場配属後1年後に2ヶ月間の「専攻税法研修」があり、その後再び現場で2年勤務した後7ヶ月間の「専科研修」があります。
民間企業でもなかなかここまで社員研修が徹底した会社はないのではないでしょうか。国税組織は、研修制度が充実した職場といえます。
新人職員のみなさん、長い道のりですが頑張って立派な税務職員になってください!
(OB税理士チーム一同)
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