憧れの「統括官」・・・今は昔の物語??
税務署の職員の官職は、およそ下から順に
事務官 → 調査官 → 上席調査官 → 統括官 → 副署長 → 署長
となります。
調査にやってくるのは、事務官、調査官または上席調査官までです。
統括官以上は幹部ですから調査現場に出向くことは基本的にありません。
が、しかし・・・最近、統括官自ら調査を行うケースをよく目にします。
一昔前の統括官は、部下(事務官、調査官、上席調査官)に調査の指令をし、結果の報告を受け、指示をする・・というもので、イスにふんぞり返って偉そうに威張っているようなイメージでしたが、最近は必ずしもそうではないようです。
一時、統括官不要説がまことしやかに流れたくらい統括官の組織内における存在意義が問われたのが一因となり、具体的なバックオフィス機能としての業務を割り当てることになったようです。
現場で調査する部下のサポート業務です。
その結果、現在では、部下の出張旅費の計算など以前は下っ端の事務官や調査官が行なっていた自部門の雑用を統括官が自らこなし、なおかつ、調査件数のノルマを達成するため自ら調査現場に出向くことも珍しくなくなってきているようです。
それが冒頭で述べた統括官が自ら調査現場に出向くケースが増えた背景になっているわけです。
以前はあこがれのポストだった統括官・・・今では希望する職員も減ってきているようです。
署内で雑用を押し付けられるくらいなら、ポストは低くても外で気楽に調査を行っているほうがいいと思う職員も多いということでしょうか。
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