税務調査における調査官の着眼点

税務調査が行われる場合、調査官は申告書に記載した数値が正しいかどうかを帳簿書類等を見ながら確認していくわけですが、請求書の金額をごまかして帳簿との整合性を持たせてもそれがバレるのはなぜでしょうか?

調査官はどこに着目して調査をしているのでしょうか?

調査官が税務調査を行う上でもっとも重要なポイントは、真実の事実関係を示す信憑性のある資料を把握することです。それに細工を加えることを想定することが困難と考えられる資料です。

国税内部ではこのような資料を「原始資料」と呼んでいます。「原始資料」を把握することができれば、それが示す内容が真実の事実関係であるとの前提で調査を進め、関係書類や会計-税務処理がそれと整合しているかどうかを検討します。整合性がとれない矛盾点があれば、それが不正計算や処理誤りを把握する糸口になります。この「原始資料」の把握が何より重要なのはそういう理由によるものです。

何を「原始資料」として扱うかは調査官の判断によります。悪質な脱税のケースでは、調査官が「原始資料」と判断した資料が実は納税者により捏造された資料ということも有り得えますから、どの資料を「原始資料」として認識するかの判断については調査官の経験や洞察力が必要とされます。

全国対応・緊急案件対応

神戸を中心に大阪、東京、名古屋に国税OB税理士を配置しています。

地域によっては遠距離移動を伴いますが、全国の税務調査に対応します。

また、調査官が突然、無通知でやってきた場合や既に調査が始まっている場合などの緊急案件にも年中無休で対応しています。とりあえずご一報ください。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。