税務署からの連絡

フリーターでアルバイト料を稼いでいる学生です。
去年初めてアルバイト代が103万を超え税金も支払いました。

親の扶養からも外しており、何ら問題はないと思っています。
ところが、先日、税務署からの連絡があり、調査のために、過去2年分の源泉徴収票を提出するように言われました。
一昨年はほとんど収入がなくせいぜい30万円程度です。

ところがこの一昨年の源泉徴収票を紛失してしまい手元にありません。勤務先に再発行を依頼してもそれに応じてもらえません。

どうしたらよいでしょうか?税務署はどのような趣旨でそのような指示をするのでしょうか?

 

お尋ねの内容だけでは、税務署の趣旨は理解できません。税務署に電話をして趣旨を尋ねるのが一番てっとり早いのですが・・・

「扶養控除の是正」が給与所得者によくある税務署の指摘事項ですが、それは通常、雇用者である会社に対して指導されます。

ひょっとしたら、「FX」や「アフィリエイト」といった副収入があるのではないでしょうか?副業でこれらの収入を稼ぎながら無申告のままでいる給与所得者については、税務署から呼び出しを受け、それらの収入も含めたところで年間の所得税額を再計算することがあります。

源泉徴収票の交付についてですが、会社は従業員の源泉徴収票を本人に交付することを法律で義務付けられていますが、再発行まで義務があるとは法律上は明記されていないため、再発行するかしないかは各会社の判断となります。

一昨年の源泉徴収票が再発行してもらえないなら、その旨を税務署に伝えるしかないですね。一昨年分については、勤務先と勤務状況、(およその)収入金額等を説明すれば足りるはずです。月ごとの給与支給明細が残っていればそれも用意しておいた方がいいでしょう。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。