年商300万円・代表一人だけの零細企業に税務調査は行われる?

税務調査について教えてください。

年商300万円前後の代表一人だけの零細企業(法人)を経営しております。
今年で5期目となりますが、今まで一度も税務調査は行われていません。このような零細企業でも税務調査が入ることがあるのでしょうか?もし可能性があるならもう少しきちんとしておかないとまずいかなと思いまして・・・・

会社の規模的に今後もしばらく調査がない可能性は高いです。

調査官には調査成績のノルマがあります。その成績をあげるために、比較的規模の小さい法人は調査を嫌厭する傾向があります。前回調査で指摘事項が多く出た会社は比較的短い期間で次回調査が行われるのも事実です。規模の大きな会社にはほぼ定期的(3~4年程度)に調査が入ります。

年商300万円前後の小規模法人には、何か注意をひく情報がなければ、今後もしばらく調査が入る可能性は低いと思われます。但し、税務署の法人部門が調査の日程を組んでいる時に、1日空いてしまうというような場合、長期未接触を解消するために一度接触してみるかという感覚で調査に入る可能性があります。

とはいえ、未接触で長期放置しておくと税務署も上級官庁から指摘を受けるので、いつかは調査が行われます。その日に備えて会計-税務はきちんとしておいたほうが安全です。自己防衛のために・・・。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。