非上場株式の妥当な評価額

亡父が持っていた非上場株式を相続しました。発行株式の全体数からすれば、ほんの一部の株式です。

この会社からその株式の買取請求があり、それに応じることにしました。

そこで質問ですが、このような非上場株式の妥当な株価はどうやって計算すべきでなのでしょうか。

非上場株についての妥当な株価の算定は非常に困難です。

その会社の「収益力」、「将来性」、「純資産」などを考慮して算定されます。
そのなかでは、「純資産」からのアプローチが最も手っ取り早く、対象会社の貸借対照表を入手し、その純資産(資産-負債)の額を発行済株式数で割った金額が一株あたりの純資産となりますので、その金額にあなたが保有する株式数を掛けることにより算定できます。

ただし、この場合、会社の資産に不動産や有価証券などが含まれいた場合は、含み損益を顕在化させた上で評価する必要がありますので、それらをある程度時価に近い額に換算する必要があります。
会社から買取り提示額が、それよりも高ければ、公正な評価額とそれほどかけ離れた金額ではないと考えていいのではないでしょうか。
だた、その会社の収益力が極めて高い場合、その会社の無形資産(超過収益力)も評価する必要があります。この場合、ある程度専門知識を持った方の助言が必要となってきます。

なお、相続税法上の非上場株式の評価方法は、財産評価通達の規定に則って算定されることとなります。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

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