消費税の計算 「1.08で割る」と「0.08を掛ける」の違いについて

消費税の計算について質問です。

1000円の商品があるとします。
内税ですので 1.08で割った金額925.9円が本体価額となります。 切り上げで926として 消費税は74円。
ただ単純に 1000円に0.08を掛けても同じじゃん?と思って計算すると80円になって6円誤差がでますよね?
で、このあたりがうまく整理して理解することができません。

1000に1.08で割るのと 0.08をかけるのとは 一体何が違うのでしょうか?

1,000を税抜価格として見るか税込価格として見るかの違いです。すなわち相手から1,080円受取るのか、1,000円を受け取るのかの違いです。

本体価格100に対して8の消費税がかかるので、108支払いますよね。

この場合100が税抜価格で108が税込価格になります。

税抜価格が1,000ならばこの1,000は、先の例の「100」の部分に相当します。したがって税込価格は1,080(1,000×108/100)となります。

一方、税込価格が1,000ならばこの1,000は、先の例の「108」の部分に相当します。したがって税抜価格は926(1,000×100/108)となります。

ご質問の「ただ単純に 1000円に0.08を掛けても同じじゃん」の部分は同じではなく、1,000の扱いが税込価格であるとの前提がこの瞬間に税抜価格の扱いに変化しています。前提がすり替わってるのですね。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

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