海外子会社の利益は親会社に合算できる?

製造業を営む会社に勤務しています。

いままで、現地のエージェント(代理店)を利用して商談をまとめていましたが、海外売上が年々増加しており、そろそろ現地に子会社を設立して現地における販売機能を持たそうと企画しています。

この場合、現地法人が稼得した利益を日本側(親会社)の利益に計上する事は可能なのでしょうか?

単体の決算ベースでみれば、子会社といえども別会社ですから、その子会社の売上げを親会社の売上げに計上することはできません。当然の話です。
ただし、現地での商売を当該子会社を通さず、直接親会社がする場合、その売り上げは親会社帰属します。これも当たり前の話ですが・・・。

一方、連結決算では、グループの売上げが合算して表示されますので、この場合、現地法人の売上げも合算されることとなります。

日本における法人に対する税率(法人税率)は国際的に高い(地方税込みで35%)ため、一般的には海外に子会社を設立しその現地子会社が稼得した利益は現地国で課税された方が有利だと考えられます。
すなわち、海外進出を子会社方式で行うか支店方式で行うかについては、子会社形式で進出した方が有利と考えられています。

 

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。