高校生に対し「移転価格税制」についてどう説明すればよいでしょうか?

高校で社会の教師をしています。

昨今、新聞などで企業の「移転価格税制」による課税の報道がなされます。
数百億円規模の課税案件は、査察の案件より課税規模が大きく、生徒たちもかなり興味を持っているようです。

そこで、その制度概要について、授業で取り上げてみようと考えています。

私自身、ある程度の理解はできているつもりなのですが、なるべく専門用語を使わず簡単に説明したいと思っています。
どう説明すればよいでしょうか?

以下のポイントでご説明されてはいかがでしょうか。

【目的】
目的は、親子会社間の国際取引において、取引価格をコントロールできる関係にあることを利用して、通常より安い価格で輸出したり、通常より高い価格で輸入したりすることにより、日本の利益(=所得)が海外に移転することを防止するために制定された税制である。税務上、通常の取引価格で取引があったものとして扱うもの。

【対象となる取引】(以下のすべてに該当する場合)

  • 取引価格をコントロールできる親子会社の間における取引
  • 日本の会社と外国の会社との取引が対象となり、国内取引には適用されない
  • 通常の価格とかい離した取引で安値輸出、高値輸入している取引

【通常の取引価格】
資本関係のない独立した企業間で決定されたであろう価格を通常の取引価格とする。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。