海外進出する日本企業の税金について

海外進出する日本企業の税金について

日本企業が海外へ進出して現地の人を雇い、現地で商品・製品を販売し、利益がある場合、日本に税金は入るのですか?専ら現地国のためだけに尽力するだけなのですか?

日本の企業が外国で利益(所得)を稼げば、その利益についてはその国で法人税を納める義務が生じます。

一方、日本の法人税は法人が全世界で稼いだ利益に対して課税されますが(全世界所得に対する課税)、現地国で納めた税金は日本の法人税から減額される(外国税額控除)されることとなります。日本は世界でも有数の高税率国であるため、実質的には現地国の利益に日本の法人税率(高)と現地国の法人税率(低)との税率差を掛けた金額が日本に納めれれることとなります。

 

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。