懐かしい光景

渡邊の写真
渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
公開日:2020年8月20日

長年、国税の職場に勤務し、調査官の立場で税務調査をたくさん行ってきました。退職して約6年が経ちますが、時間の経過の速さをつくづく感じています。

在職中、大阪国税局に所属していましたが、東京での勤務が2回、合計4年間ありました。

一度目の東京勤務は、平成12年~平成14年の2年間、霞が関にある国税不服審判所本部に勤務しました。単身で大阪から東京への赴任、いわゆる単身赴任でした。世田谷区にある東京国税局の独身寮に入居しました。六畳だけの小さな部屋で狭い押し入れが申し訳程度についてるだけ。共同トイレ、共同風呂でした。独身寮だけあって入居者(東京国税局やその管内の税務署の職員)はみな若く、当時30歳半ば私は入居1年目から「長老」に近い扱いでした(笑)。部屋は狭かったですが、一定の時間以外はいつでも大浴場に入ることができ、なかなか快適な生活を送ることが出来ました。寮の近くにおいしいインド料理屋があり、休日には同じ寮の仲間とその店で「昼飲み」をしていたものです。

二度目の東京勤務は、平成21年~平成23年の2年間でした。東京国税局の調査第一部・特別国税調査官として、スーパーゼネコンに対する専門調査部隊に配属されました。その2年目の平成23年は東日本大震災が発生した年でした。某大手ゼネコンに調査中、経理部の税務担当者と机を挟んでちょうど議論している最中に地震が発生し、建物が大きく揺れ、書類が机や棚から落ちて散乱し、税務調査どころではなくなり議論を中断して帰局したのを覚えています。ちなみにその日は首都圏のすべての交通機関が運転を停止したため、千葉から通勤していた後輩調査官は当時東京国税局があった大手町(現在は築地に移転)から千葉の自宅まで8時間かけて歩いて帰ったそうです。私はというとやはり一度目と同じ単身赴任で西巣鴨にある公務員宿舎に住んでおり、局から約1時間30分かけて歩いて帰りました。

昨日から税務調査対策関係の仕事で池袋に滞在しています。今日の午前中は打合せもなく時間が空いていたので、約10年ぶりに当時住んでいた西巣鴨の公務員宿舎(二度目の単身赴任時の入居先)の周辺を散策しました。池袋のホテルから巣鴨駅辺りまで歩き、地蔵通り商店街を練り歩いて西巣鴨の懐かしい宿舎を感慨深い気持ちで観た後、当時よく散歩した石神井川沿いに板橋駅まで行き電車(埼京線)を一駅乗って池袋まで帰ってきました。足は疲れたけど当時調査官としてバリバリやってた頃の懐かしい光景を見ることができました。

前を向いて歩む中、時には懐かしい光景を求めて彷徨うのも一興ですね。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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