今どきの調査官
税務調査のサポートを行っていると調査官の意図が透けて見えるように分かります。
調査官が想定している「不正のストーリー」や「処理誤りのパターン」などです。
こちらは既にクライアントと打ち合わせ済みで、調査官目線でひととおりヒアリングと書類のチェックを済ませているので、調査官が想定しているストーリーは見当違いであることが判っています。
ただ、調査の途中でそれをアピールして調査の腰を折るより、ある程度調査官の満足いく程度まで調べさせたうえでそれに対する回答として取引や会計処理の正当性を主張するようにしています。
その方がより調査官の納得が得られると考えるからです。
ただ・・・、最近の調査官の調査ぶりを見ていますと、質問の投げ方についてそのタイミングが遅く、しかも的を得ていないと感じることがよくあります。
疑問があると想定する事項については、素朴な疑問としてどんどん会社や税理士にぶつけて、関係資料の提示を求め、どんどん会社側から(自ら)説明してもらう。
現場で滞在できる時間は限られているので、効率よく会社側の協力を得て時間を最大限に生かし調査を進めていく・・・・現職当時はこんな風に現場意識を持っていたものです。
コミュニケーションを積極的にとることが重要で、そのためには信頼関係の醸造も大切な要素となります。
最近の調査官は、帳簿と証憑類を黙って見ている時間が長く、あまり会社サイドとコミュニケーションをとりたがらない。
雑談もあまりせず、心が通い切らないまま調査が終了する。
かえってこっちが気を遣う・・・ようなタイプの調査官が多いですね。
最近の調査官は・・・と語るのは、オヤジになった何よりの証なのでしょうね(笑)
全国対応・緊急案件対応
神戸を中心に大阪、東京、名古屋に国税OB税理士を配置しています。
地域によっては遠距離移動を伴いますが、全国の税務調査に対応します。
また、調査官が突然、無通知でやってきた場合や既に調査が始まっている場合などの緊急案件にも年中無休で対応しています。とりあえずご一報ください。
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