何故わざわざ不正の証拠となる「裏帳簿」を作る?

脱税で捕まるニュースで『裏帳簿』が見つかったとか報道されますが、何故わざわざ不正の証拠となるようなものを作るのでしょうか?
嘘の表帳簿だけにしておけば、よいものを・・・不正の証拠を自ら作る意味がわかりません。
それとも 悪銭を数えたいのでしょうか?

「裏帳簿」といいますが、実は「裏帳簿」こそが正当な会計帳簿なのです。

したがって、まず正当な会計帳簿(=裏帳簿)が作成され、その上でいくら利益を圧縮するかなどを考慮して、虚偽の表帳簿が作成されるわけです。順番の認識が逆になっています。

また、儲かっているから二重帳簿を作成するのであって、儲かっているということは事業が上手くいっているということです。一般論ですが、事業の実態把握は会計情報によりなされ、その実態把握は経営者の経営判断にとって大変重要なものです。片や周囲を騙しつつも、もう一方でその経営をうまく舵取りしようと思えば、裏帳簿である正当な会計帳簿はやはり必要なものとなるわけです。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
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