会社の裏帳簿を見てしまいました・・・

税務上、従業員への給与を過大に支給したことにして、脱税をしているようですね。

給与が現金支給の場合、特にその可能性は高くなります。会社は実際に従業員に支給した給与と会計上計上した（過大）給与額との差額を簿外資金（裏金）として捻出すると同時にその分利益を圧縮し、法人税を過少に申告していることになります。

給与を水増しすると、辻褄合わせのため、源泉所得税や社会保険料を余分に納めなければならないこととなります。したがって、あなたの税金や社会保険料は実際の給与の額に見合う金額より高く納めれている可能性があります。

告発は税務署にすべきでしょう。税務署に匿名で通報（電話や手紙）することができます。具体的な情報（会社名、裏帳簿の状況・証拠など）を税務署に提供すれば、税務者は喜んで受理します。そしてその通報の信ぴょう性が高いと判断されれば、すぐにでも調査に着手することでしょう。税務署は通報があったことなど決して外部に言わなので安心してください。通報時に「通報があったことは会社に決して言わないで」と一言添えておくと、より安心かもしれません。