無申告でいるとなぜ税務署にバレるの?

確定申告をしていないと、税務調査が入ると聞きますが、税務署は、申告していない人をどのようにして調べているのでしょうか?

法定調書という書類があるためです。

法定調書とは、「所得税法」、「相続税法」、「租税特別措置法」及び「内国税の適正な課税の確保を図るための国外送金等に係る調書の提出等に関する法律」の規定により税務署に提出が義務づけられている資料をいいます。現在、未施行のものを含め、61種類の法定調書があります。(平成27年4月1日現在)

例えば「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」であれば、報酬の支払者は年に1度、「私は、どこどこの○○さんに、年間いくらの報酬を支払いました」という内容を記載して税務署に提出することになります。

この法定調書が無申告者を捕捉する重要な資料になっています。法定調書では支払いの記録があるのに、申告すべき人が申告をしていないとその無申告の状態が把握されるわけです。

例えば、FX取引で多額の脱税した主婦がニュースになった時期がありました。その影響で、FX取引も取引のすべてが法定調書として税務署に提出することが義務付けられましたので、無申告だとすぐにばれるようになっています。

法定調書の種類・内容については、国税庁HPをご参照ください。

https://www.nta.go.jp/taxanswer/hotei/7401.htm

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
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