会計帳簿は必要?「どんぶり勘定」でも税金をきちんと納めていればいいのでは?

会社の会計帳簿についてです。
会計帳簿は税務署に指摘を受けないため作られるものなのでしょうか?

経理作業はコストがかかるものです。極言すると普段「どんぶり勘定」でもしかるべき税金を払っていれば(「どんぶり勘定」では適正な税額を算定できないというジレンマはありますが、それは置いといて・・・)問題はないとも思うのですが・・・

会計帳簿を適正に作成することには企業としてとても重要な意味があるものです。

1.会計帳簿を作成することにより、商取引における債権、債務の履行状況をチェックすることができます。
 売掛金を受け取ったかどうか、買掛金を支払ったかどうかなどは、日常的に記帳がなされていなければ把握することができません。経営は資金循環の繰り返しですので、債権、債務の履行状況を把握しておくことはとても大切なことなのです。

2.会計帳簿を作成することにより、経営成績や財産状態を把握することができます。
 投資や資金調達など経営判断をする上で会計情報は大変有益な情報です。企業の倒産原因として「放漫経営」や「どんぶり勘定」ということが挙げられます。会計帳簿なしの経営は適切な経営判断ができないためうまく舵取りができないのです。

3.会計帳簿を作成することにより、対外的な信用を得ることができます。
 企業と取引をする上で、その企業の信用力はとても大切です。与信そのものだけでなく、企業気質も評価される時代です。たとえ技術力があっても会計帳簿がずさんな企業とは取引を避けたいものです。会計帳簿に信用がない会社は税務当局からも厳しい指摘を受けます。

税務対策だけでなく、健全な企業の経営のために会計帳簿の作成は無くてはならない作業といえます。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
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