一人親方の税金未納について

一人親方の所得税について

建設会社に勤務する会社員です。

建設現場で、内装工事や電気工事など、一人親方に発注することがよくあります。

彼らの話を聞くと、一人親方だからと税務申告もしないで税金を納めない人がたくさんいます。なかには、売上もばれないからバカ正直に納めなくていい!くらいの事を自慢げに言う人もいます。

一方、我々サラリーマンは所得税が天引きされ、ごまかしが効きません。なにかすごく不公平感を感じてしまいます。

一人親方も会社としての組織になれば、税務署が調査に入ることもあるのでしょうが・・・。

税務署は、そういう人たちを調査したり、罰したりすることはしないのでしょうか?

そのうち税務署から連絡が入り、その一人親方は課税されることになります。

一人親方の出入り先(得意先)である建設業者等に税務調査が入ると高い確率でその一人親方に支払った外注費が調査項目として着目されます。建設関係業者の計上する外注費は架空計上や水増し計上などがよく行われる項目で要注意科目であるからです。
特に一人親方のような個人事業者の外注先は重点的にチェックされます。
具体的には、調査項目として選定された一人親方が実際に外注の仕事をしていたかどうかを確認し、それをクリアすれば、次にその一人親方がきちんと申告しているかどうかを確認します。国税総合システム(KSK)で他の税務署の管轄でも申告しているかどうかはすぐに調べることができます。そこで申告していることが確認できなければ、その一人親方へ支出した全外注費を資料化します。資料化された情報は、一人親方を所轄する部署に回付され、その一人親方に「お尋ね文書」が郵送され、税務署に呼び出されます。あとは・・・・・・です。

一人親方のもとには何年か後には必ず税務署から連絡が入ります。その際には所得税、住民税、加算税、延滞税・・・大きなペナルティが課されることとなります。

それまで待てないのであれば、税務署に通報してください。匿名でも受け付けています。対象者の氏名、住所、状況などの情報を提供してもらえば早いうちに税務署が動くと思われます。

全国対応・緊急案件対応

神戸を中心に大阪、東京、名古屋に国税OB税理士を配置しています。

地域によっては遠距離移動を伴いますが、全国の税務調査に対応します。

また、調査官が突然、無通知でやってきた場合や既に調査が始まっている場合などの緊急案件にも年中無休で対応しています。とりあえずご一報ください。

税務調査の立会いは
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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。