「利付割引債」の処理方法について

会社の経理を担当しています。 このたび、会社の余剰資金の運用のため「割引債」を購入しました。 この「割引債」に係る利息収入の計上処理の仕方について教えてください。 また、「利付割引債」の場合はどうなるでしょうか？

「割引債」とは額面金額より低い価額で発行される債券で、償還日に額面の金額を受け取ることができます。時々刻々の金利動向におりプライシングが行われ、有価証券として市場を流通します。「利付割引債」は、利札（クーポン）のついた割引債をいいます。

「割引債」の係る利息の認識方法については、償却原価法が適用されます。

利札（クーポン）のついた割引債の場合、利札部分と割引債の部分に区分して会計処理する必要があります。

利札部分：　現預金　××　／　受取利息　××　（通常の受取利息の処理）

割引債部分：　有価証券　△△　／　受取利息　△△　（償却原価法による）

△△＝（「額面金額」－「購入価額」）×当期の日数／購入日から償還日までの日数

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このQ&Aの回答者

渡邊崇甫税理士（元国税局調査官）

これまでの経歴

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