個人事業を開業する前に支出した経費等の処理について

個人事業を始めました。

勤務先の会社を退職(脱サラ)し、開業準備にいろいろ時間と費用を費やし、個人事業を開業することとなりました。

開業までに、事務所を借りたり、機材や車両を購入したり、消耗品費に該当する支出も結構発生しました。
このような開業前に支出した資産の購入費や経費はどのように処理したらよいのでしょうか?
 

開業前に購入した一定の価額(10万円)を超える資産は、機械装置や車両運搬具といった資産項目をもって計上し、開業と同時に法定耐用年数をもって償却していきます。
また、開業前に支出した本来必要経費として処理される消耗品費等の費用は、開業前まではその支出内容に応じた経費科目で処理しておき、開業時にそれら経費を一括して開業費(繰延資産)に振り替えます。その後、この開業費は任意償却(任意のタイミング(年度)で任意の金額で償却してかまわない)することとなります。

イメージ仕訳

(借方)普通預金/(貸方)元入金
(借方)機械装置/(貸方)普通預金
(借方)消耗品費/(貸方)普通預金
(借方)雑費/(貸方)普通預金
―――――――――――――開業日
(借)開業費(貸)消耗品費・雑費

機械装置は事業の用に供した費(一般的には開業日)から償却を開始する。
開業費は計上後、任意償却することとなる。

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神戸を中心に大阪、東京、名古屋に国税OB税理士を配置しています。

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元国税調査官の税理士:渡邊 崇甫
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このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

元国税の税理士だから
税務調査対策が万全

専門性の高い国税職員経験を
活かした万全な対策。