3回めの逓増定期保険

公開日:2018年7月1日 最終更新日:2021年4月1日
この投資は、2021年3月に完了しました。

2015年~2017年にかけて合計4つの「逓増定期保険」(総額2億2121万円)に加入した3つ目にあたります。

以下の保険に同額の保険料で2口加入しました。

加入時期 2017年3月
年間保険料 6,212,100円
繰り延べ期間 5年~7年
返戻率のピーク 98.8%
評価 星2.52.5

この保険をはじめ4つの保険への加入で、2019~2023年の備えができました。

この備えが従業員の安心感とチャレンジする気持ちを醸成し、結果として繰り延べが要らなくなるほどの売上を記録することができました。

2019年2月の国税庁通達により、現在この保険は販売されておりませんが、「出口戦略がなくても臨機応変に対応できた体験記録」としてお読みください。

実際の証券がこちらになります。

利益の繰り延べができるスキーム

投資から繰り延べが完了するまでのスキームは以下のようになっています。

繰り延べが実現するまでの流れは以下のとおりです。

  1. 毎年、保険料を払う(保険料は半分損金)
  2. 5年目~7年目になると返戻率がピークを迎える
  3. このタイミングで解約する
  4. 100%に近い金額を受け取ることができる

以下の図は加入した保険の返戻率を表しています

返戻率がピークになる期間に解約することで繰り延べが実現します。

返戻率ピークは5年目~7年目、94~97.5%となります

実際の保険料と返戻金

年間保険料は、約620万円です。

逓増定期保険の返戻率一覧。5~7年目で解約すれば100%近い金額が戻る

返戻率ピークの時期に、万が一の事態があれば解約し、そこに充てる予定です。

税理士が解説する逓増定期保険の節税効果

渡邊 崇甫 国税局OB税理士
渡邊 崇甫

税理士の渡邊です。

逓増定期保険によって得られた節税効果について解説いたします。

保険料は半額損金になりますので、年間の節税額は以下のとおりになります。

年間保険料
6,212,100円
年間の損金計上額
3,106,050円
年間の節税効果
3,106,050円×34%=1,056,057円

5年間、保険料を払える保証

初年度の保険料が払えても、翌年以降に滞ると、5年後の返戻率のピークを迎える前に解約しなければならない事態になってしまっては加入した意味がなくなります。

当社では、最悪の事態を想定しつつ、支払いきれる目処をたてた上で、保険料の設定、加入をしてきました。

早期に投資の目的を果たすことができました

中期的な将来に売上がゼロになっても大丈夫なように備えとして、2015年にこの保険に加入しました。

また、この備えにより、従業員に安心感を与えること、そしてチャレンジできる環境を作りました。

そのおかげで「備え」を超える売上を記録し、複数の売上の柱も立ちました。

繰り延べをすることで、大きな目標を掲げてチャレンジできたことは非常に大きいと感じています。

この保険は販売停止になっていますが、他にも繰り延べできる商品はあります。

当社が最近投資している繰り延べ商品は下記の2つです。

繰り延べできる上に100%以上回収できるのが投資している理由です。

当社が最近投資している繰り延べ商品

また、ヘリ、プライベートジェットを「オーナー価格」で利用できるので、車での移動に時間がかかるような場所に行く際に利用しています。

その他、当社が経験した全ての繰り延べできる節税商品も合わせてご参考にしてください。

保険の役割を終えた保険は、代表個人に移転

加入した逓増定期保険には、「名義変更」というプランが準備されています。

役割を終えた保険を解約する際、法人税がかかる返戻金よりも、「名義変更」プランを使う方が多く残せます。

当社の代表は、より盤石な状況を作るには、法人だけでなく、個人の経済力も必要という考えもあったことから、この選択肢を踏まえた上で加入しました。

加入した逓増定期保険には、「名義変更」というプランが準備されています。

法人名義のまま解約することで法人税がかかる返戻金よりも、「名義変更」プランを使う方が多く残せます。

より盤石な状況を作るには、法人だけでなく、個人の経済力も必要という考えから、「名義変更」も選択肢の一つと踏まえて加入しました。

無事に保険の役割を終えた2019年3月、この考えに基づき、会社資産は十分に準備できたと判断し、個人へ名義を移転しました。

3回めの逓増定期保険への評価

星2.52.5

当社では、2021年4月1日の時点で、この投資に対して「2.5点(5点満点)」と評価しています。

なお、点数は評価する時期によって変わることがあります。

それは節税商品に対する知識、会社の状況(創業期、成長期など)、商品によっては為替の変動などが影響することがあるからです。

よって、商品の特性だけで判断するのではなく、会社の状況などを踏まえて投資すべきではないかと考えています。

当社が「2.5点」という評価をした詳しい背景や、状況に応じた判断に対する考え方をお聞きになりたい場合は、お気軽にご連絡ください。

当社が投資したほぼ全ての商品の情報提供者であるパートナー企業から詳しい説明を受けられるよう手配いたします。

この評価の背景を聞きたい

サクセスフューチャーは61以上の商品への投資実績あり

2008年以来、100万円からできるLED照明事業をはじめ、保険や民泊、航空機など、さまざまな節税商品に累計10億1464万円を投資してきました。

当サイトでは、継続的に成果を出している商品のみを紹介しています。

投資実績を時系列で紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

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売り手の情報ではなく、体験談の紹介

私達は節税商品の販売者ではありません。

経験に基づいた、節税に役に立つ情報提供と、課題解決の提案をいたします。

当社が節税の必要性に迫られたとき、節税情報をいくら探しても「売り手」の情報しか見つかりませんでした。

そのため、投資には相当の決断が必要でした。

幸い、ほとんどの投資はうまくいきましたが、失敗した例もあります。

「この体験談を紹介すれば、節税が必要な企業さまにきっと喜ばれる」と考えたのが、このサイトを作った理由です。

当社がどんな目的で何に悩み、どんな投資をし、うまく節税できたのかをお伝えしますので、お気軽にお問い合わせください。