ミーティングスペース事業への投資

公開日:2025年11月1日

当社は、2024年11月に「ミーティングスペース事業」に投資しました。

投資時期 2024年11月
投資金額 500万円(税抜)
回収までの期間 4年~6年(想定)
特徴
  • 即時償却
評価 星22

ミーティングスペースとは、複数の「ミーティングブース」で構成されていて、当社は「個室シングルブース(1人用ブース)」を購入しました。

ミーティングスペースのイメージ
投資したミーティングブース

ブースの運営は事業会社に委託します。

ブース利用料が売上となり、「売上の67%からランニングコストを引いた額」が投資家の収益となります。

この商品に投資をした目的

当社の節税は「次の利益を出すための投資」を目的としています。

具体的には、「従業員が、もっと高いパフォーマンスを発揮したくなる動機づくり」への投資です。

そのために、この17年間で累計14億6536万円、約73の商品に投資をしてきました。

その結果、20年先までの経営基盤を盤石にすることができました。

本サイトは、節税商品探しに苦しんでいる経営者さんのために、当社が経験を語ることを目的としています。

現在は、率先して「これは」と思う商品に投資し、みなさんにお話できる実績づくりをしています。

ミーティングスペース事業への投資は、その一環という位置付けになっています。

事業のスキーム

  1. 投資家がミーティングブースを購入する
  2. ブースの管理、運用を事業会社へ委託する
  3. 投資家は毎月の「売上の67%からランニングコストを引いた額」を受け取る

なお、2年経過すると、ブースを事業会社に買い取ってもらえる特典が付いています。

買取価格は「時価」とされていて、購入価格が上限とされています。(当社の場合は500万円)

即時償却について

この商品は、「中小企業経営強化税制」という制度を使うことにより、即時償却すると聞いています。

なお、この税制を使う場合の留意点が3つあるそうです。

  1. 制度利用の手続きに2ヶ月程度かかる
  2. 税制手続きに30万円程度の費用がかかる
  3. 制度を利用した場合、翌期から3期のモニタリング期間が必要となり、売却は制度利用した期を含めて5期目以降になる

当社は決算対策ではなく収益目的の投資につき、即時償却する必要がないため4年で減価償却することにしました。

つきましては、税制を実際に適用した場合の詳細な運用については確認できていません。

税理士が説明するサクセスフューチャーの事例と節税効果

渡邊 崇甫 国税局OB税理士
渡邊 崇甫

税理士の渡邊です。

ミーティングスペース事業について、当サイトを運営するサクセスフューチャーが投資した事例とその節税効果をご説明いたします。

投資をしたのは2024年11月になります。

投資金額
事業への投資額:500万円
償却年数
4年

後述しますが、この商品は、「中小企業経営強化税制」という制度を使うことにより、即時償却することができます。

本ケースはすでの述べたとおり、決算対策ではないので即時償却せずに4年で減価償却することにしました。

個室シングル用ブースは定額法で減価償却します。

減価償却額は年間125万円です。

なお、設置されたのは2025年11月なので、以下のような計算になります。

年月 損金計上額 節税効果
2024年
(0ヶ月分)
0円 0円
2025年
(2ヶ月分)
210,000円 70,000円
2026年
(12ヶ月分)
1,250,000円 425,000円
2027年
(12ヶ月分)
1,250,000円 425,000円
2028年
(12ヶ月分)
1,250,000円 425,000円
2029年
(10ヶ月分)
1,040,000円 355,000円
合計 5,000,000円 1,700,000円

回収シミュレーション

事業会社から1日の稼働時間を「6時間」「7時間」「8時間」という時間別で回収シミュレーションが提示されました。

平均稼働時間/日 6時間 7時間 8時間
月間売上
180,000円 210,000円 240,000円
事業会社の取り分
59,400円 69,300円 79,200円
ランニングコスト
50,311円 52,138円 53,966円
月額収益
(①-②-③)
70,289円 88,562円 106,834円
年間収益
(③×12)
843,468円 1,062,744円 1,282,008円
全額回収できるまで
(500万円÷④)
5.93年 4.70年 3.90年

1日の平均稼働時間が6時間の場合、回収し終えるまで約6年かかるので長期的な視点が必要だと考えています。

また、主要駅から徒歩圏内を中心に展開しているそうで、一定の需要は見込めるのではないかと考えて投資しました。

なお、「利益保証」というものがあり、当社の場合は月0.8%が保証されます。

具体的には、購入金額500万円 × 月0.8% = 4万円(税抜) が最低保証額となり、ブース収益が3ヶ月連続で4.4万円を上回るまで保証が継続します。

この投資の課題

投資した2024年11月は空きブースがなく、新規店舗のオープン待ちの状態でした。

契約から6ヶ月以内に設置されない場合、毎月補償金(月利1.2%)が支払われる制度があり、2025年6月分から補償が開始しました。

そして、契約から1年が経過した2025年11月に東京・上野駅から徒歩1分のビルに設置されました。

中小企業経営強化税制を使うと決算対策として利用はできますが、回収開始まで一定期間必要なケースがあるのが課題と言えるかと思います。

ミーティングスペース事業への評価

星22

当社では、の時点で、この投資に対して「2点(5点満点)」と評価しています。

なお、点数は評価する時期によって変わることがあります。

それは節税商品に対する知識、会社の状況(創業期、成長期など)、商品によっては為替の変動などが影響することがあるからです。

よって、商品の特性だけで判断するのではなく、会社の状況などを踏まえて投資すべきではないかと考えています。

当社が「2点」という評価をした詳しい背景や、状況に応じた判断に対する考え方をお聞きになりたい場合は、お気軽にご連絡ください。

当社が投資したほぼ全ての商品の情報提供者であるパートナー企業から詳しい説明を受けられるよう手配いたします。

この評価の背景を聞きたい

サクセスフューチャーは73以上の商品への投資実績あり

2008年以来、100万円からできるLED照明事業をはじめ、保険や民泊、航空機など、さまざまな節税商品に累計14億6536万円を投資してきました。

当サイトでは、体験、実際に投資した商品のみを紹介しています。

投資実績を時系列で紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

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売り手の情報ではなく、体験談の紹介

私達は節税商品の販売者ではありません。

経験に基づいた、節税に役に立つ情報提供と、課題解決の提案をいたします。

当社が節税の必要性に迫られたとき、節税情報をいくら探しても「売り手」の情報しか見つかりませんでした。

そのため、投資には相当の決断が必要でした。

幸い、ほとんどの投資はうまくいきましたが、失敗した例もあります。

「この体験談を紹介すれば、節税が必要な企業さまにきっと喜ばれる」と考えたのが、このサイトを作った理由です。

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