利益の繰り延べをする際の気を付けるべきことがあれば教えてください。

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渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
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今期、利益が予想以上に上がりそうです。

利益の繰り延べをする際に気を付けることがあれば教えてください。

気を付けるべきは、以下の2点です。

  • お金の使いみちを決めること
  • どんな商品で繰り延べするか

繰り延べたお金の使いみちを決めること

繰り延べは単に「利益の先延ばし」を目的としています。

そのため、先延ばしした時期がやってくれば税金を納めなければなりません。

節税をするには、繰り延べた利益を経費になる退職金や設備投資の原資に充てる必要があります。

どんな商品で繰り延べするか

繰り延べ性のある節税商品はさまざまあり、特徴も異なります。

当社では、以下に投じて利益を繰り延べました。

  • 法人保険
  • 倒産防止共済
  • 航空機オペレーティング・リース
  • タンカーオペレーティング・リース
  • 足場レンタル
  • LEDレンタル
  • コンテナ事業(レンタル収納)
  • ヘリコプター

投資先を選ぶ際に当社が重視した基準と適した商品を紹介します。

安全性を重視した繰り延べ

取り扱いが保険会社や国の制度、大手販売会社のため安全性が高いと判断しました。

期間を重視した繰り延べ

  • 法人保険

法人保険は、加入する保険によって繰り延べ期間を柔軟に設定することができます。

▼短期、中期的な繰り延べ・・・逓増定期保険

▼長期的な繰り延べ・・・長期平準保険

収益性を重視した繰り延べ

足場やLED照明、コンテナを購入後、業者へ貸出し賃料収入を得るものです。

収益が保証されており、100%以上の収益が得られるので、福利厚生費用や新たな投資先への資金工面になると判断しました。

支払い回数を重視した繰り延べ

上記の商品は、500万円〜数千万円の投資金額の商品です。

投じる金額が大きい場合は、継続支払いではなく1回きりの方が適していると判断しました。

以下より利益繰延べ商品の一覧がご覧いただけます。