3月決算の場合、3月末までに加入が完了すれば、保険料は当期の損金に計上できます。
保険商品の種類はさまざまあります。
どのような目的で法人保険への加入を検討されていますか?
以下、私のクライアントの加入目的と加入保険をご紹介します。
▼短期繰り延べ
短期間で返戻率のピークを迎え、ピーク期間が数年間続きます。
5年~10年の繰り延べに適しています。
保険料は1/2損金になります。
短期間で返戻率のピークを迎えます。
3年~5年の繰り延べに適しています。
逓増定期保険よりもピーク期間が短く、返戻率も低くなりますが、保険料が全額損金になります。
▼長期繰り延べ
ゆるやかに解約返戻率のピークを迎え、ピーク期間が長期間続きます。
10年~20年の繰り延べに適しています。
保険料は1/2損金になります。
▼従業員の退職金
従業員を加入させることで、保険料が損金になります。
満期返戻金の受け取り人を「会社」にすれば、保険料は1/2損金になり、「従業員」にすれば、全額損金になります。
▼社長への利益移転
早い段階で返戻率のピーク時期を迎えます。
返戻率が急激に上がるため、権利譲渡の手続きが有利になり、高額の利益移転に向いています。
保険料は1/2損金になります。