決算2ヶ月前から間に合う全額損金の節税を教えてください。

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決算まで残り2ヶ月です。今から動いて全額損金にできる節税手段を教えてください。準備に時間がかかるものは避けたいです。
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決算直前対策として重要なのは「契約・購入した期に、どこまで損金算入できるか」です。ただし利益規模によって現実的な手段は異なります。ここでは利益規模を目安に整理します。
利益規模が比較的小さい場合(目安:年間利益1,000万円未満)
① 倒産防止共済の前納
未加入であれば今すぐ加入・前納が可能です。 決算月に翌年12ヶ月分を前納することで、当期に最大260万円を損金計上できます。 加入から損金計上まで1週間以内で完結できるため、決算直前対策として最優先の手段です。
② 少額減価償却資産の購入(30万円未満)
業務上必要な備品・パソコン・ソフトウェアなどを購入した場合、購入年度に全額を即時損金計上できます。年間上限は300万円です。ただしこれはあくまで「業務上必要な支出を当期中に前倒しする」という考え方が前提です。節税目的だけで不要な備品を買い続けることは、資金の無駄遣いになります。
利益規模が大きい場合(目安:年間利益3,000万円以上)
③オペレーティングリース
案件によっては、決算2ヶ月前からでも契約が間に合うケースがあります。航空機・船舶・コンテナなどを対象にした商品があり、初年度に一定割合を損金計上できる設計になっているものもあります。ただし最低出資額が3,000万円前後であること、募集枠・書類準備・振込締切があることから、早めの確認が必要です。
倒産防止共済や少額減価償却では対応しきれない利益規模の場合に、次の選択肢として検討する手段という位置づけになります。
手段の比較
手段 当期損金算入の目安 準備期間の目安 ①倒産防止共済(前納) 最大260万円 即日〜1週間程度 ②少額減価償却資産(30万円未満) 購入額相当(年間上限300万円) 即日〜数日 ③オペレーティングリース 案件条件による 数週間〜 まとめ
決算直前の節税では「その期にどこまで損金計上できるか」と同時に「実際に会社へ資金を残せるか」の視点が重要です。手段によって対象となる利益規模・準備期間・出口リスクが大きく異なるため、自社の状況に合った選択が必要になります。
特に以下の状況によって、現実的な選択肢は変わります。
- 今期利益がどの程度出そうか
- 決算まで残り何ヶ月か
- 使える現預金がどの程度あるか
- 短期繰り延べを希望するか、長期で考えるか
当社が実際に経験した各手段の体験談は以下のリンクからご覧いただけます。
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