不動産投資にはどのような物件を選ぶべきでしょうか。

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渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
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節税と収益を目的として、不動産投資を検討していますが、どのような物件を選ぶのが良いでしょうか。

不動産を利用した節税は、木造の中古物件の購入がおすすめです。

木造の中古物件を選択する理由

築22年を過ぎた木造の中古物件は4年で償却ができます。

そのため、1年あたりの損金計上額が大きくなります。

当社は、京都の町家とラスベガスの木造中古物件を購入した事例があります。

日本と海外とでは、土地建物の評価方法が大きく異なるので、損金にできる割合が異なります。

しかし、税制は日本のルールが適用されますので、どちらも4年で償却ができます。

当社の加入事例をご紹介します。

京都町家

約1180万円で物件を購入しました。

損金にできるのは建物部分のみです。

建物の評価額は2,081,971円でしたので、損金計上は以下のとおりです。

▼年間損金計上額

  年数 損金計上額 
 1年目   87,000円
 2年目  520,000円
 3年目 520,000円
 4年目 520,000円
 5年目 434,971円
  合計

 2,081,971円


京都町家は、築年数が不詳なほど古いため、建物自体にはほぼ価値がありません。

そのため、節税効果はあまりありません。

しかし、狭い路地にあり再建築不可物件の京都町家は、土地の価格も低く、安価で購入ができます。

観光地として人気のある京都とインバウンドの増加で再び町家が注目されていることから、収益物件として高い収益が見込めます。

購入後は、民泊としての運用を進めています。

安価で収益性が高い不動産投資として、京都の町家はおすすめです。

ラスベガス不動産

約2508万円で物件を購入しました。

京都町家と同じく、損金にできるのは建物部分のみです。

建物の評価額は18,559,255円でしたので、損金計上は以下のとおりです。

▼年間損金計上額

  年数損金計上額
 1年目  1,159,953円 
 2年目  4,639,814円 
 3年目  4,639,814円 
 4年目  4,639,814円 
 5年目 3,479,860円

  合計

 18,559,255円

ラスベガス不動産は、同じ中古木属建築でも非常に建物の評価額が大きくなります。

4年で物件総額の約8割程度の金額を償却できます。

それは、日本とアメリカとで物件の評価方法が異なるためです。

また、ラスベガスのエリアは不動産投資にも適したエリアなのでこちらも高い収益が得られます。

それぞれの投資実績と詳細は以下からご覧いただけます。