コロナの影響によるオペレーティング・リースへの投資に関わる情報はありますか。

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渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
公開日:2021年10月18日
コロナの社会的な影響を見て、将来の万が一の備えのために利益を繰り延べしておこうと思いました。

以前は繰り延べの投資先を考えると飛行機のオペレーティング・リースでしようと思っていましたが、航空業界の状況をみると無事回収できるのか不安に思います。

何か情報があれば教えてください。

ご質問内容から迷われる気持ちは理解できます。

当社が持っている現在の状況下でのオペレーティング・リースについての情報をお伝えします。

現在合計4つの航空機オペレーティング・リースに投資をしております。

そのうちの1つがコロナの影響を受け、経営不振に陥り、事実上の経営破綻となった結果、航空会社の経営が立ち行かなくなり機体を売却することとなりました。

その結果、回収できる金額は以下のようになりました。

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投資した金額:約3,880万円

当初期待した回収金額:約4,433万円

回収できる金額:約1,520万円

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投資資金に対して約4割となります。

経営破綻から売却までの経緯は以下のページにて詳しくご説明しています。

なお、本件以外の3つの航空機オペレーティング・リースにつきましては、現状賃料未回収等の報告はなく問題はないと聞いています。

しかし、この案件を取り扱うリース事業者によると現在の航空業界全体として飛行時間は国際線で70%減、国内線は50%減とのことであり、航空機オペレーティング・リースの募集案件数も減少しているようでした。(2021年10月時点)

このような状況を踏まえて、当社が考える代替手段

当社が当時、オペレーティング・リースに投資をした理由も、ご質問者様と同じ中長期先の未来への利益繰り延べのためです。

現時点において、当時と同じ目的で当社が投資をするなら、このような現状と先の見えづらい状況から、航空機オペレーティング・リースではなく「ファクタリング事業」を選びます。

ファクタリング事業の特徴

投資金額:1,000万円~/口

損金性:なし

期間:1年

利回り:124%(想定利回り)

オペレーティング・リースの特徴

※当社が投資した4事業に関して

投資金額:3,000万円~ 

損金性:初年度70%~80%

期間:10年

利回り:100~110%

仮に3,000万円を投資した場合に得られるそれぞれのメリット

▼オペレーティング・リースで得られるメリット

節税効果(初年度)

3,000万円×70%=2,100万円(初年度損金割り合70%の場合)

2,100万円×34%=714万円(法人税は34%にて計算)

▼ファクタリング事業で得られるメリット

3,000万円×24%=720万円

720万円の収益には税金がかかることとなります。

ファクタリング事業は解約をしなければ自動更新となりますので、状況が落ち着くまで高い収益を保ちながら様子を見ることができると考えます。

以下、ファクタリング事業の詳細ページとなります。