倒産防止共済の加入のメリットを教えてください。

倒産防止共済は単なる利益の繰り延べにすぎないのではありませんか。

加入のメリットを教えてください。

おっしゃるとおり、倒産防止共済は、利益の繰り延べです。

解約時の返戻金は、税金の対象となるので、利益の使いみち(出口戦略)を用意する必要があります。

しかし、出口戦略を立てることを前提とすれば、加入するメリットは十分にあります。

倒産防止共済を活用した方が、早くお金を貯めることができます。

倒産防止共済は、800万円まで貯めることができます。

加入したときと未加入の場合で比較してみます。

▼倒産防止共済に加入した場合(最大掛金20万円/月)

3年4ヶ月で800万円を貯められます。

▼何もせずに毎月20万円ずつ貯めた場合

税金を考慮すると4年以上かかります。

このように、資金を早く貯めるには、倒産防止共済に加入して利益繰り延べを行う方が得策です。

また、現時点で出口戦略がなくても大丈夫です。

本共済には、満期がありませんので資金が必要になるまで据え置くことができます。

さらに、3年4ヶ月が過ぎていれば全額が戻ります。

法人保険と違って、「元本保証」「繰り延べ期間に定めがない」ことは、倒産防止共済の大きなメリットです。

公的機関が運営する制度ですので、800万円の繰り延べには、まず本共済への加入をおすすめします。

このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
近畿税理士会所属:登録番号128780
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書

このQ&Aの回答者

渡邊 崇甫税理士(元国税局調査官)
近畿税理士会所属:登録番号128780
一般的な企業税務はもちろんのこと、国際税務、組織再編、金融取引等、税務上の取扱いが困難・複雑とされる分野についても実務ノウハウを蓄積。
これまでの経歴
  • 国税局 調査第一部 国際調査課
  • 国税局 調査第一部 特別国税調査官
  • 国税不服審判所(本部)
著書