マンション投資の利回りはどのくらいを基準にしていますか?

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渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
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御社の事例を見ると、利回りにバラつきがあるようですが基準を教えてください。

当社では一律の利回り基準を設けているわけではありません。「投資のフェーズ」と「出口戦略」によって、以下のように基準を使い分けています。

1. 資産形成・節税期:実質利回り10%以上

創業初期は「投資回収スピード」を重視しました。

事例: 2011年の淀川区マンション(投資300万円)

判断基準: 実質利回り11.6%。あえて築古の小規模物件を選ぶことで、13年という短期間で減価償却を終え、早期にキャッシュフローをプラスにする投資です。

2. 経営基盤・安定期:実質利回り4.3%〜6.8%

大阪中心部のタワーマンション群は、利回りだけ見れば決して高くありません。

事例:タワーマンション(投資4,200万〜8,200万円)

判断基準: ここでの基準は利回りではなく、「空室リスクの低さ」と「換金性の高さ」です。IT事業に万が一のことがあっても、翌月には必ず100万円の家賃が入ってくる「守りの資産」として、利回りの低さを「安定代(あんていだい)」と割り切って投資しています。

3. 出口(売却)を見据えたトータル収支

不動産投資で最も失敗するのは「利回りは高かったが、売却時に大損する」パターンです。

事例: 十三駅徒歩5分のマンション

判断基準: 運用中の利回りもさることながら、「数年後に同額以上で売れるか」を基準にしています。実際、この物件は880万円で購入し、数年運用した後に880万円で売却できました。運用期間中の家賃収入がすべて純利益になる計算です。

まとめ

「利回りが高い=リスクが高い」「利回りが低い=資産価値が高い」という原則を理解した上で、現在の御社のキャッシュフローに「即効性のある損金」が欲しいのか、それとも「将来の安定した年金」が欲しいのかによって、選ぶべき基準は変わります。

また当社の不動産に関連する体験談は以下のリンクからご覧いただけます。

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