今期の損金に算入できる金額は260万円です。
前納制度のしくみをご説明します。
決算月に倒産防止共済へ加入した場合、当期の1ヶ月分と、来期の12ヶ月分の合計13ヶ月分を納付できます。

掛金は、月額最大20万円ですので以下のとおり、260万円を損金算入することになります。
- 今期10月分として20万円
- 来期11月から10月分として240万円
当期の対策として前納制度を活用する際の注意点
前納制度を活用する場合、以下の点に注意する必要があります。
掛け金の払込方法の選択
掛金の払込方法は、口座引落しか振込を選択できます。
口座引落しの場合は、初回引落しが加入から2ヶ月後となりますので、決算月での加入になると、当期の損金には算入できなくなります。
そのため、決算直前で前納を行う場合は、「振込」を選ぶ必要があります。
決算直前での前納の掛け金は、口座引落ではなく必ず「振込」で手続きをしてください。
決算月の31日までに振込ができれば前納の手続きが完了します。
倒産防止共済の詳細ページは以下になります。