プライベートジェットへ投資した場合、償却額と回収額による差額は年間どの程度でしょうか

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渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
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プライベートジェットへの投資での節税に興味があります。

プライベートジェットへの投資で節税をした場合に減価償却と同時に収益となる回収が開始されると思います。

償却期間とその期間が終了した後の年間の収益額はどの程度でしょうか。

事業売上に上乗せされるので収益への影響を知っておきたいです。

契約金額で影響度合いは異なりますので実例を基に説明します。

プライベートジェットへの投資事業の回収は固定額と飛行実績から発生する額の合計からなる毎月の賃料収入と、契約最終月に機体を売却して得られる金額があります。

事例では変動する飛行実績は除き、毎月の固定賃料で計算します。

参考事例

投資金額3,300万円
回収金額3,300万円
回収率100%以上
契約期間3年
償却期間1年

※実際は回収金額に飛行実績が上乗せされます。

試算


月回収額月償却額差額
1年目¥150,000¥2,750,000-¥2,600,000
12ヶ月合計¥1,800,000¥33,000,000-¥31,200,000

1年目は減価償却額が回収額を上回り、毎月2,600,000円の差額になっています。

年間で31,200,000円の損金額になります。


月回収額月償却額差額
2年目¥150,000¥0¥150,000
12ヶ月合計¥1,800,000¥0¥1,800,000

2年目は減価償却がなくなりますので回収金額が益金となります。

毎月150,000円の益金が発生し、合計1,800,000円の益金となります。

税額は612,000円(税額34%計算)となります。

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月回収額月償却額差額
3年目¥150,000¥0¥150,000
最終月¥27,750,000¥0¥27,750,000
12ヶ月合計¥29,400,000¥0¥29,400,000

3年目も減価償却がないため回収金額が益金となります。

毎月150,000円の益金が発生し、最終月には機体の売却で27,600,000円も追加で入金されます。

年間で29,400,000円の収益となります。

税額は9,960,000円(税額34%計算)となります。

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また、期の途中で契約をした場合は、開始翌期の途中から月の収益がでます。

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