匿名組合への出資を使ったスキームの具体的な節税商品を教えてください。

渡邊の写真
渡邊 崇甫税理士(元国税局 調査官)
  • 詳しいプロフィール
公開日:

匿名組合への出資を使ったスキームの具体的な節税商品を教えてください。

当社が投資経験のある、こちらのスキームを使った節税は以下の2つです。

  • 航空機オペレーティングリース
  • タンカーオペレーティングリース

一般的に航空会社や海運会社は航空機やタンカーなどをリースにて調達し、事業を行っています。

オペレーティングリースとは、リース会社が取り扱う航空機やタンカーのリース事業に出資をし、リース期間終了まで利益を繰り延べするものです。

「出資」という方法をとることにより、投資したお金は減価償却をしなくて済むようになります。

その結果、初年度には約70%から80%を損金算入できるようになり、投資金額は約3年で全額を損金にできるものとなります。

募集金額は、3000万円から数億円まで対応しており、支払い回数は1回きりとなります。

単発で大きな利益があがった場合でも、1回きりの支払いで、当期、大きな金額を損金算入できるメリットがあります。

繰り延べ期間は、プランにより異なりますが、多くの場合10年前後です。

期間終了後には、投資したお金が100%以上になり、一括で戻ってくることとなります。

なお、このお金は益金となります。

事業利回りや償却率などの条件は、機体や船舶をリースする航空会社や海運会社によって異なります。

一般的に、地名度が高く人気の会社は、利回り、初年度償却率などが低い傾向にあります。

なかには、全額を損金算入できないケースもあります。

当社では、これまで4度の航空機オペレーティングリースの投資経験と1回のタンカーオペレーティングリースの投資経験があります。

以下にて、それぞれの投資事例をご覧いただけます。

機密情報のため、実際の投資した会社名や詳細な数字、詳細な現況は伏せていますが、詳しくはお問い合わせください。

当社が経験した6種類の節税スキームのうち、今回はその一つの「匿名組合への出資を使ったスキーム」をご紹介しました。

その他のスキームもぜひご覧ください。