第69回サクセスフューチャーの決算報告書「損益計算書」に基づき5種類の利益を再確認

前回のブログにて利益の5つの種類とそれぞれが表す利益の内容について理解したことをもとに、サクセスフューチャーの決算報告書の「損益計算書」の書類を再度見ていました。

損益計算書には、以下の一覧が記載されていました。

Ⅰ、売上高

Ⅱ、売上原価

売上総利益金額

Ⅲ、販売費及び一般管理費

営業利益金額

Ⅳ、営業外収益

  • 受取利息
  • 受取配当金
  • 雑収入

Ⅴ営業外費用

  • 雑損失

経常利益金額

Ⅵ、特別利益

Ⅶ、特別損失

税引前当期純利益金額

法人税、住民税及び事業税

当期純利益金額


2017年度と2018年度の過去2年間の結果を見て、以下気づいたことを書きたいと思います。

売上総利益金額

どちらも、売上高に対して売上原価の金額はほぼ0に等しく、売上総利益金額はほぼ売上高と同じでした。

ちなみに、売上総利益率は以下の計算方法にて求めることができるとありました。

売上総利益率=売上総利益÷売上高

計算式にあてはめてみたところ2018年度の売上総利益率は99.9%でした。

改めてすごいなと思った次第です。

このあと、他業種のを利益率を調べてみるのが楽しみです。

営業利益金額

先日、給料手当、法定福利費、福利厚生費、地代家賃などたくさんの経費項目を書きましたが、営業利益金額は、それらはすべが「販売費及び一般管理費」として差し引かれて営業利益金額となっていました。

営業利益率の求め方は以下のとおりです。

営業利益率=営業利益÷売上高×100

営業利益率は、44.8%でした。

しかし、ここには、法人保険を使った繰り延べやその他利益の繰り延べ節税が含まれていますので、事業に必要な経費のみを考慮した営業利益率とは違うという感想を持ちました。

営業外収益

営業外収益は前回のブログでは、「会社が保有している株の配当金、銀行利息など本業以外で出た売上のこと、その他、所有している土地を貸していることで得られる賃料など」と理解をしていました。

株の配当金や銀行の利息は理解のとおり計上されていました。

その他、雑収入という形で、ここには助成金だったり、法人保険の解約返戻金、税務署からの還付金等も該当することを知りました。

営業外費用

こちらについても、前回の理解である「株や証券の売却損、銀行から借り入れしていた場合にかかる利息」以外の該当するものに気付きがありました。

サクセスフューチャーでは、利益の繰り延べを目的に投資をしてきた節税商品に航空機およびタンカー・オペレーティングリースがあります。

それらの投資金額がこちらの項目に雑損失という形で計上がされていました。


その他、特別利益や特別損失については、理解のとおり有価証券などの売却損益が内訳となっていました。

最後に、当期純利益が決まるにあたって法人税等の税金が引かれるのは承知のことです。

しかし、上記にもあるように「法人税、住民税及び事業税」の細かな決まりについては正確に理解ができていませんので、今後その点も調べたいと思います。

以上、本日は前回の利益に関する理解をもとにサクセスフューチャーの決算書を振り返りました。

次回は、他業種の利益率について調べてみたいと思います。

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