第5回「個人事業主」か「法人設立」か

前回のブログでは、起業の6つのステップについて書きました。

今日は、その1つめのステップの「起業の種類」について詳しく触れようと思います。

起業には、「個人事業主」と「法人設立」の2種類があります。

私は自分の会社の経営を、お手本にしながら進めていこうと考えていましたので、ブログタイトルにもあるとおり、「法人設立」を前提にしていたところがありました。

しかし、起業する上で、改めてこの2つの起業パターンの違いをしっかりと理解しておく必要性があると考え、それぞれの違いやメリットデメリットについて調べました。

個人事業主と法人設立の違いは以下のとおりです。

個人事業主の特徴

  • 開業、廃業手続きが楽(税務署などへの届出のみ)
  • 設立費用がかからない
  • 累進課税が適用される
  • 節税が難しい
  • 税務処理がシンプル
  • 社会的信用が法人よりも低い
  • 債務に対する責任は自分が負う
  • 社会保険に加入できない(国民健康保険や国民年金に加入)

法人設立の特徴

  • 登記や定款認証を必要とする
  • 事業の廃止に多くの手続きが必要
  • 設立費用がかかる
  • 法人税が適用される
  • 節税できる範囲が広い
  • 税務処理が複雑
  • 社会的信用が個人事業よりも高い
  • 融資を受けやすい
  • 債務に対する責任は法人がもつ
  • 社会保険に加入できる

上記をもとに、メリットデメリットを以下の表にまとめました。



個人事業主法人設立
メリット

・起業の手続きが簡単

・設立費用がかからない

・経理、税務処理がシンプル

・社会的な信用が高く、融資が受けやすい

・利益が増加しても税率が変わらない

・社会保険に加入できる

・節税できる範囲が広い

デメリット

・社会的な信用が低く、融資を受けにくい

・所得の増加に応じて税率が上がる

・社会保険に加入できない

・節税が難しい

・定款の作成、登記など手続きが複数必要

・設立費用がかかる

経理、税務処理が複雑

事業の追加、変更には手間がかかる


起業という観点から見ると、個人事業の方がスタートしやすそうという印象を持ちました。

しかし、第3回目にも取り上げた実現したい未来のイメージを考えた場合に、長期的な視点で「法人設立」がベターだと感じました。

また、法人設立を選択したことにはもう1つ理由があります。

それは、当社の社長からバックアップを受けられたことです。

社長と相談した結果、私の目的を理解してくれ、当サイトの未来を考えた上で、私の起業・経営の協力を申し出てくれました。

次回は、法人設立に必要な具体的な手続き等について記録していく予定です。

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