前回のブログでは、起業の6つのステップについて書きました。
今日は、その1つめのステップの「起業の種類」について詳しく触れようと思います。
起業には、「個人事業主」と「法人設立」の2種類があります。
私は自分の会社の経営を、お手本にしながら進めていこうと考えていましたので、ブログタイトルにもあるとおり、「法人設立」を前提にしていたところがありました。
しかし、起業する上で、改めてこの2つの起業パターンの違いをしっかりと理解しておく必要性があると考え、それぞれの違いやメリットデメリットについて調べました。
個人事業主と法人設立の違いは以下のとおりです。
個人事業主の特徴
- 開業、廃業手続きが楽(税務署などへの届出のみ)
- 設立費用がかからない
- 累進課税が適用される
- 節税が難しい
- 税務処理がシンプル
- 社会的信用が法人よりも低い
- 債務に対する責任は自分が負う
- 社会保険に加入できない(国民健康保険や国民年金に加入)
法人設立の特徴
- 登記や定款認証を必要とする
- 事業の廃止に多くの手続きが必要
- 設立費用がかかる
- 法人税が適用される
- 節税できる範囲が広い
- 税務処理が複雑
- 社会的信用が個人事業よりも高い
- 融資を受けやすい
- 債務に対する責任は法人がもつ
- 社会保険に加入できる
上記をもとに、メリットデメリットを以下の表にまとめました。
個人事業主 | 法人設立 | |
メリット | ・起業の手続きが簡単 ・設立費用がかからない ・経理、税務処理がシンプル | ・社会的な信用が高く、融資が受けやすい ・利益が増加しても税率が変わらない ・社会保険に加入できる ・節税できる範囲が広い |
デメリット | ・社会的な信用が低く、融資を受けにくい ・所得の増加に応じて税率が上がる ・社会保険に加入できない ・節税が難しい | ・定款の作成、登記など手続きが複数必要 ・設立費用がかかる ・経理、税務処理が複雑 ・事業の追加、変更には手間がかかる |
起業という観点から見ると、個人事業の方がスタートしやすそうという印象を持ちました。