社長より「サービスの中身が甘い」と指摘を受けたのが前回でした。
それから、詳細を固めようと考えました。
しかし、思うように進められませんでした。
まずは、現状を認め、なぜそうなっているのか自分なりに分析をしました。
分析する上で、自分の好きな分野に置き換えて考えることをしました。
すると、思うように考えを進められなかった理由は、「相手のことを理解できていないから」という結論に至りました。
自分の好きな分野に置き換えてというのは、具体的に以下のようなことになります。
「もし仮に自分が、ファッションの事業を展開するとすれば、どんなサービスを展開するか」
まず考えたことは、どんな悩み、ニーズがあるかです。
考えられる悩み、ニーズは以下のとおりです。
- 高い服はたくさん買えない
- 生地、縫製がよくて上品に見える服を着たい
- コーディネートがどうしたらいいかわからない
- 洋服が多くなって処分に困る
- 良い服を安く買いたい
- おしゃれはしたいけど、コーディネートを考える時間がもったいない
おそらく、このような悩みやニーズは多くの人が抱いていると思います。
そして、それを解決してくれる商品、サービスがあれば嬉しいはず。
次に「それを解決するサービスとは、なにか」を考えました。
サービス内容として、例えば「自分で理想の洋服をデザインし、安価で販売する。さらにコーディネートのサービスまで行う」というアイディアが浮かびました。
もしそんな洋服、サービスが提供できたら、女性がもっとおしゃれを楽しむことができる未来を作れるだろうと思いました。
それに、何よりもそれは、私自身が「こんな商品、サービスがあればいいな」と思うものです。
自分がデザインしたブランドが有名になり、その洋服を着た女性が笑顔になっている姿を想像すると非常にワクワクしました。
起業を決意したときに購入した本には、何よりも大事なのは、「どうしても成し遂げたい思い」と書いてあったことを思い出したたともに、上記の感覚が少しそれに近いものだと感じました。
アイディアの実現は、現実的ではない要素もあり、事業として考えると難しいと感じます。
しかし、このように普段、自分が体験していることであれば考えやすかったです。
このことから、相手の状況を理解、イメージできなければ、相手が一体何を求めているかが分からず、喜んでもらえるサービスは提供できないと感じました。
それに加え、自分が相手の状況を理解できるからこそ、未来実現したときのイメージにワクワクできるんだとも思います。
そのワクワクが何よりもパワーになると感じました。
私がこれから進める事業に対しても、その状態が必要です。
そのためにも、相手の理解、つまりは「経営者の仕事とは何で、日々、経営者はどんな問題に直面してどのようなことに悩んでいるのか」は、自らもっと調べて知る努力をしなければいけないと思いました。
これらを踏まえた上で、「再度、事業計画書のサービス内容を作成しなおそう!」と考え、ここまでの話を社長にしました。
すると、社長からは、「そもそもなんの目的で事業計画書を作ろうとしているのか」と問われました。
私は、すぐに答えることができませんでした。
借入、融資が必要な場合、事業計画を提出する必要があるのは分かりますが、私の場合は社長からの援助が受けられるためその必要がありません。
その上で、事業計画書を作成する意味から理解しなおすこととしました。